引用元:今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 92度目




633: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/22(月) 08:37:35 ID:dNUFKB4M
専門学生時代に、山奥の空家を借りて女三人で住み始めた。
その全部が衝撃の連続だった。

仏壇が置いてあるままなので住んでくれるだけで有難い、ってことで月8000円。
水道は山水が直接引いてあるのでタダ。超旨い。
ただ飼い猫とかはタヌキに狩られたりするので注意ね、とか言われて猫餅2人はビビってた。

ザッと片付けて住み始めて一日目で、子猫大の巨大ネズミが出た。
でも既に死んでて、二階に積んであった古いマットレスの間に「犬神家」な感じで刺さってた。
ギャーギャー言いながらジャンケンで負けた私が片付けた。

二日目で巨大ムカデ。あと庭にはヤスデ(茶色の毛虫)が数万匹。
住み始めて気がついたけど、玄関から見える位置でここんちの墓が並んでた。

横溝正史好きだったが一切読めなくなった。

635: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/22(月) 08:44:01 ID:dNUFKB4M
続き。

秋にはカメムシが大量に出た。窓閉めてても大量に入ってくる。
なんでだろう、と思ってふと壁と天井に隙間があったので覗いてみたら
天井裏?が見えてそこに何千というカメムシがびっしり挟まって?て
速攻ビニールテープ買ってきて目張りしたら入ってこなくなった。

猫が蛇を獲ってきて、でもサイズが猫よりも大きかったせいで
首に巻き付かれて絞められて死にそうになりながら自室に入ってきた時も修羅場だった。

うわああああ!!!って絶叫しながら
猫から必死で蛇を剥がそうとするけど怖くて触れなくて
でもそのうち猫が横倒しになってピクピクし始めて
うわああああ死ぬ死ぬ死んじゃう!ってパニック。

無我夢中で素手で引き剥がして窓から投げ捨てた。猫は無事だった。

636: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/22(月) 08:50:45 ID:dNUFKB4M
あと、近所のばーちゃんが勝手に家に入ってくるのも衝撃だった。
食べられない量の野菜(それこそゴミ袋いっぱいのナスとかかぼちゃとか)を毎日くれる。
貧乏だったから有難かったけど、正直処理に困った。
田舎のおばあちゃんって自分たちで食べきれない量を作るよね。

居間で同居人のねえさんと寝っ転がってコタツにはいってたら、
格子状になってる天井を缶コーヒーほどの太さの蛇が「のたぁ・・・」って感じで
這って?横切っていくのを見た。
3メートルほどの距離をゆっくり這っていくのを二人で無言で見てた。衝撃だった。

同居解消の最終日、一番年長のねえさんに
「言わなかったけど、この家、出てた」と言われて
最後のスレタイ。

637: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/22(月) 09:07:22 ID:dNUFKB4M
結構雰囲気のある古い田舎家だった。
納屋があって、土塀があって、開かない部屋があって、使わない布団が大量にあった。
話を聞いた友人が面白そう!って泊まりに来るんだけど、誰も絶対二回目はなかった。

家主に聞いた話だと、最後に住んでたおばあちゃんが寝たきりになって
介護するためにリフォームしたんだけど使わないうちに亡くなったらしい。
だから風呂はボイラー焚きで綺麗だったし、トイレは水洗だった(外で汲み取りだったけど)

星が綺麗で、川がそばにあって、川の音を聞きながら寝た。
ただ春は、川から裏山に帰る?カエルが、夜になると何百匹と道路に上がってくるので
車で帰宅するとタイヤで何匹も轢いてしまうのが辛かった。

638: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/22(月) 09:12:34 ID:dNUFKB4M
同居を解消したのは、三人のうち一人の結婚が決まったのと、冬の雪深さに辟易してたから。
残った二人では物理的に生活出来ないので、二年半で山の生活は終わった。
あと裏山が土石流でちょっと崩れたことで
親から「なんでもいいからソコに住むのはやめて」と懇願されたから、ってのもある。

長々書いてごめん。
衝撃いっぱいの毎日だったけど今から考えたら楽しかったのかも。

639: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/22(月) 09:16:26.79 ID:Iz/lm4Dx
その勝手に入ってくる野菜おばあちゃんは実は30年も前に亡くなってて・・・

640: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/22(月) 09:31:17 ID:sY6nEk+E
>>467
衝撃の連続だけど、素晴らしい人生経験だったんじゃないかな〜

642: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/22(月) 09:32:41.77 ID:dNUFKB4M
>>639
ちょ、やめ!洒落にならんwww

二件隣(といってもすごく離れてたけど)のばーちゃんが
本気で犬神家の双子婆さんにそっくりで
そのばーちゃんものっそのっそ家に入ってくるから超怖かった。

もう亡くなってるだろうなー。
あの当時で90くらいだったもんなー。

645: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/22(月) 09:54:07.08 ID:38X2n1Da
おつ

大量のカメムシだの
猫の首に蛇がだのに比べれば
実害与えられない「言わなかったけど、この家、出てた」なんて
どうでもいいわなw

646: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/22(月) 10:01:54.51 ID:0XKBr3V5
リアルトトロだなw
まっくろくろすけもいたかもよ

647: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/22(月) 10:09:23.99 ID:3YqQ90SN
すごい体験ばかりでゾワゾワしながら読んだ
二年半も住んでいたのもすごい

652: 633 2013/04/22(月) 14:11:29.62 ID:dNUFKB4M
なんか書き込んだらいろいろ思い出してきた。

近所のじいちゃんが「たぬきが捕れたからやる」ってボコボコした生肉を持ってきた。
タヌキってあれ、牛とか豚とかの肉と違って丸い筋肉が連なってる感じなのね。
食べ方を教えてくれなかったから女三人で考えた結果
なんか昔話で聞いたことある「たぬき汁」にすることにした。たぬき鍋。

「珍しい肉食わしてやるから集まれ」って友人数人も招待して
野菜をグツグツ煮たたせた土鍋に、満を持してタヌキ肉投入。

結果、どうにもならん悪臭爆発。
アクが凄くて一口も食べられず、客は無理っ!って即退散。
残ったのは悪臭漂う一軒家と、生ゴミとなった鍋と、呆然な女三人。

野生の獣の肉って、食べる前に何回も湯に通してアク取りしなきゃいけない、って
初めて知ったよ。

数週間は匂いが残って居間にははいれなくなったし、土鍋は匂いが取れず結局捨てた。

>>646
そう、まさしくトトロの家って感じの場所でした。

連投ごめんよ。
これで最後にする。

653: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/22(月) 14:52:12.54 ID:zvY5CFyK
山賊ダイアリーって漫画で、ようやく罠にかかった
獲物がタヌキだったから逃がすエピソードがあったなあ。
作者は食べたがってたけど、初の獲物は仲間に
振る舞う習慣があるから、みんなの不評を考えて逃がしたらしい。

655: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/22(月) 15:00:10.79 ID:WxmgZgEb
てか普通の田舎の話じゃない?
父親の実家周辺が未だにそんな感じだよ、住んでるの老人ばっかで時間が止まってるみたいなど田舎w

656: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/22(月) 15:24:32.88 ID:HU4+dVZ8
嫌がる人がいるから遠慮するけど、いろいろともっと読みたい。
別スレを建てたら、似たような経験をした人からの書き込みも読めてワクワクしそうだけど、やめとく。

657: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/22(月) 15:27:43.73 ID:Td3KG5nv
私も個スレ立ててほしいくらいワクワクゾワゾワしながら読んだw
そんな環境に年単位でいられたのが私にとっては衝撃だわ。

660: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/22(月) 16:59:10.04 ID:8U/OW6Vf
たぬき汁w
あんたがたどこさ♪の世界だなあ



引用元:女三人で山奥に住んでた人の話を聞くスレ

1: 名無しの権兵衛さん 2013/04/25(木) 20:28:52 ID:bDP80Loz
女三人で山奥に住んでたあの方、またカキコミお待ちしてますー

2: 名無しの権兵衛さん 2013/04/25(木) 21:12:34 ID:p+50mH4n
楽しみです でも規制に引っかかってなきゃいいんですが

35: 名無しの権兵衛さん 2013/04/26(金) 07:26:10 ID:m3tyd77b
おはようございます。女三人で山に住んでた者です。

朝起きたら専用スレ立ってた・・・・・
なんかすごい。感動した。ありがとう。ありがたや。

42: 名無しの権兵衛さん 2013/04/26(金) 09:46:29 ID:m3tyd77b
思い出、思い出、思い出・・・思い出かあー。
12〜3年も前の話なので正直、記憶が曖昧な部分も多々ありまして。

一通りレスを読んでもらった姉さんAには
「電気代は1万円もかかってなかった」と訂正されたりしています。
あと水道は、山水オンリーではなく水道水の出る蛇口もちゃんとあった、と。

むしろ夏の渇水期は「飲み水以外はあんまり使わないで」と
村の人に言われたよ、とのことでした。
忘れてました・・・。

山の家に移住した動機と経緯・・・は、動機はほんとにただ貧乏だったからです。
専門学校を卒業しても「就職」という形態では働けず
お手伝い、のような名目で仕事をさせてもらい、お小遣いの形でお金をいただいてました。

その専門学校で習って就く「職種」自体が、不況でダメージを溜めまくって
若い人を受け入れられない状況だったんです。

家賃三万円というと今だとすごいボロボロをイメージされるかと思いますが
あの当時の田舎の町では6畳二間でキッチン別・トイレ風呂有だとどこもそんな感じでした。
その3万を払ったらあとは食費と光熱費でカツカツの生活、という感じの経済状態でした。

45: 名無しの権兵衛さん 2013/04/26(金) 10:09:37 ID:oqGdKoyS
山奥の人来てくれてうれしい。
家賃3万は確かに安いけど、
地方都市だとバス停1分のけっこう大きい家でも
家賃5万くらいだったりするから、
それほど破格ってわけでもない気がするな。

で、質問です。
買い物や出勤はどうしてたんですか?
車必須とのことだけど、
たとえば一番近いバス停まではどれくらいなんだろう。
スーパーがあるような市街地はどれくらいかかるのかな。

46: 名無しの権兵衛さん 2013/04/26(金) 10:29:40 ID:m3tyd77b
>>45
山奥の人てww 

買い物や出勤は車一択です。自転車やバイクでは生活は無理だと思います。
バスは村の出入り口のとこにバス停がありましたが、日に1〜2本て感じでした。
スーパーなんかへは15〜20分?てとこでしょうか。

仕事帰りにスーパー寄って
食費のサイフから夕飯当番の人が夕食分を買って帰る、という感じ。
3日分くらいをまとめて買って、3日連続で夕飯を作って
次の人、という感じでやってましたねー。


ええと、仕事いってきます!夕方また覗かせて頂きます!

47: 名無しの権兵衛さん 2013/04/26(金) 10:54:09 ID:pHZ1Uc3Z
>>46
行ってらっしゃーい(^o^)/

48: 名無しの権兵衛さん 2013/04/26(金) 15:28:02 ID:fkQA0wIa
ワクワク

49: 名無しの権兵衛さん 2013/04/26(金) 16:50:28 ID:m3tyd77b
仕事しながら、考えてました。
そもそも何で山に住んだっけ、と。

あの頃から既に過疎化の進んだ土地でしたから
もう少し町寄りにも住む場所はあったかもしれません。
虫や蛇が平気なわけではなかったし(むしろGが出て絶叫する人間でした)
田舎暮らしに特別憧れがあったわけでもなかったし・・・。

姉さんBが持ってきた同居話に、よく考えもせず飛びついたのは
前述したように貧乏だったせいもあったけれど
ただひたすら単純に「若かったから」なんですよね。・・・

いま、この年になって、月5万しかなくてもあの山には住まないし、住めないと思います。
ただただ若さの力押しで乗り切ってた、って感じでした。
あと「面白そう」かどうか。

私の場合は、同居?面白そう!やるやる!と
移住した時点で、アパートを解約してしまったので
今更敷金も礼金も出せないし、退路を自分で断っちゃった感がありましたが。

あと、女同士の同居ですが、ホントにあんまり喧嘩した記憶がないんです。
人間が何人か集まると、どうしても諍い事って起こってしまうはずなんですが
「共通の敵」がいると一致団結してそれに立ち向かう。
喧嘩してる暇がないっつーか。

私たち三人の最大最強の敵は、虫とか蛇とか、とにかく家全体を取り囲む自然でした。
雪とか台風とかも怖かったし。

団結しないと生きていけなかった、ってのが喧嘩をしない最大の理由でした。
わりと真面目に。

50: 名無しの権兵衛さん 2013/04/26(金) 17:46:39 ID:4thL7Xvy
そこから専門学校は近かったの?
バイトは?

51: 名無しの権兵衛さん 2013/04/26(金) 18:50:51 ID:m3tyd77b
>>50
山>>>>>>>>>>>>>>>>>>>専門学校>町

って感じの位置関係でした。
学校から帰りは、車で15分くらいで家の前に着くには着くけど
玄関に入るまでにまだ時間がかかる。それは過酷坂があるから。

海も近い土地だったので、避暑地で短期バイトなどもしてました。
夏休みには宿屋の布団敷のバイトとか・・・。
まーとにかくお金がなかった。極貧でした。

52: 名無しの権兵衛さん 2013/04/26(金) 19:12:43 ID:m3tyd77b
山の生活で何が怖いって、あの家に「一人で取り残される」ことです。

G,Wとかの長期休暇期間になると、三人のうちの二人が帰省したりする。
バイトのシフトなんかで、どうしても逃げることの出来ない一人が
必然的に留守番役になるわけです。

・・・・もうこれが超怖い。
居間になんて絶対入れなくなる。だって仏間がとなりだから。
冷蔵庫も開けられなくなる。だってキッチンが超広いから。無駄に広いのすごい怖い。

風呂?入りません。トイレ?極力我慢します。
なんなら水分もあんまり取らないよう我慢するとこから始めます。
玄関、開けません。誰が来ても死んでも開けません(夜なんて普段から誰も来ませんが)

そんな感じで絶対絶対部屋から出ないぞおおおおおおーーーーと構えている夜に限って
深夜三時くらいに猫が玄関外で「入れてー」と鳴くんです。
――もうお前ら今夜くらい野生に帰ってそのへんの草むらで寝てくれよ、と。

53: 名無しの権兵衛さん 2013/04/26(金) 19:37:10 ID:m3tyd77b
山奥の家は、一人になると昼間でも怖い。
本当に、山の中って川の音と、風の音と、鳥の声と、葉ずれの音しかしないんです。
車も通らないから、人間の音がしない。

住んだ当初は、誰もいなかったら縁側で昼寝とかできるじゃん!素敵!とか思ってましたが
自分以外誰もいない状態で無防備に転がって寝る、とか怖すぎて無理だと分かりました。
自室の布団ならまだしも、縁側は無防備過ぎて怖くて無理。攻撃されたら逃げられない。

だから、よくドラマとかにある「縁側で昼寝」は二年間も住んでいたのに経験していません。
したかったけど。

今も、誰もいない家は苦手です。

55: 名無しの権兵衛さん 2013/04/26(金) 20:56:29 ID:k6T4E0Gc
女三人さんは今36くらい?
あなたは当時「若かったから」山生活に踏み切ったようだけど
姉さんAは当時35くらいでよくそこへ行く気になったね
アクティブな人なんだろうか?

あとできたらトリップつけてください
成りすましが出たら困るので

57: カメムシ ◆PsJbC7AQW9Ay 2013/04/26(金) 23:33:24 ID:m3tyd77b
初トリップ

58: 名無しの権兵衛さん 2013/04/26(金) 23:34:11 ID:m3tyd77b
・・・・・・いやごめん、カメムシはやめときます。悲しくなった。

59: フタ ◆PsJbC7AQW9Ay 2013/04/26(金) 23:48:10 ID:m3tyd77b
なまえ浮かばない。これでいいや。

そうです、私はそれくらい。つーか、ぶっちゃけ37です。
姉さんAも当時私くらいの年齢だったわけだから、相当思い切った選択をしてるとは思う。

ハウスシャアに関しては姉さんAは慣れていて
この山に住む前から別の人と一階と二階に別れて住んでたりしてました。
あんまり気負わないで同居する方法っていうのを彼女から学んだな。今思えば。

61: 名無しの権兵衛さん 2013/04/27(土) 00:17:40 ID:k9VwjlFm
名前はできれば山奥とかw

63: 山奥子 ◆PsJbC7AQW9Ay 2013/04/27(土) 00:30:09 ID:qW/Ne/Bx
ええとじゃあ山奥子にしときます。やまおくこ。

64: 山奥子 ◆PsJbC7AQW9Ay 2013/04/27(土) 00:58:55 ID:qW/Ne/Bx
このあいだ姉さんAに聞いて、思い出した話。
とある日曜日の昼間、私が自室でぼーっとしていると、姉さんAからメールが。

「部屋に来い。しかし物音は立てるな」

えええどういうこと、と訝しがりながらも、足音を忍ばせて隣の八つ墓部屋へ向かうと
ベットに腰掛けてじっと動かない姉さんAが。私を見てシッ、とする。
そのまま、ゆっくり「窓の方向へ振り向け」というジェスチャー。

あーこらまたイモリやらヤモリやらが出たから追い払ってくれっつーことだなーと
(※姉さんAは、山に移り住んでもダントツ最後まで虫嫌いだった)

振り返った先の山肌のくぼみに
尻尾を巻き込んでちょこんと座ってる野生のキツネの姿が!!!

うっわ!マジふっかふかやんかーーーーーーちょー待てこれええええ!!!と
一気にテンション急上昇。
タヌキはよく見るけどキツネはその時初めて見た。
なんか思ってたより黄色じゃなかったのを覚えてる。

キツネは墓が並んだ岩肌にお行儀よく座って、窓越しに私達を見つめてた。
おいいい・・・・超可愛いぞこれえ・・・・と
もう動くのも忘れて見つめていたら

隣で姉さんAが小声で「キツネ呼ぶ時ってどう言うんだっけ?」と
こちらもキラキラしながら聞くので
そらもうあの有名なやつしかないでしょう!と思い浮かんで

「おい、じゅん・・・・・」って呼びかけた瞬間に
「ぶふぉあああ!」って姉さんAがなんで田中邦衛ッ・・・!!!って
盛大に吹き出してキツネは逃げた。

るーるるるる、と間違えた、というお話。

66: 名無しの権兵衛さん 2013/04/27(土) 01:02:54 ID:kBsQ4kaO
若さ故の過ちはハウスシャアに対してねw

キツネってことは北海道?

67: 山奥子 ◆PsJbC7AQW9Ay 2013/04/27(土) 01:06:36 ID:qW/Ne/Bx
>>66
本州です。でも陸の孤島でした。

68: 山奥子 ◆PsJbC7AQW9Ay 2013/04/27(土) 08:56:04 ID:qW/Ne/Bx
おはようございます。

朝起きたらまた思い出したので投下。
というかスレに書き込むためにあの頃のことばっか思い出してる。9割虫物。


山移住が完全に完了してから、両親に報告した。
「いま住んでる町から山のほうへ15分くらい離れた」「ちょっと山寄りな場所」へ
「年上のお姉さん2人と同居」する
と、ざっくりかなり意訳して伝えたら、次の週に菓子折り持ってスッ飛んできた。
(姉さんA、姉さんB、家主、両隣のご近所に配るぶん)

場所が場所なので電話では説明しにくく、駅で待ち合わせして両親の車に同乗。
もーあんたは大事なことを相談せずにどんどん決めて・・・と
母のほうは困り顔だったけど、父はアウトドア大好き人間だったので
目をキッラキラさせて行こう行こうすぐ行こう、と急かしてきた。

以前住んでたアパートを通り過ぎて、専門学校前も通り過ぎて、県道をどんどん北上する。
とにかく山までの道程は、田んぼとポツポツ民家が建ってるぐらいで
進むにつれて街灯もなくなってくる。

最初のうちは、あらーのどかな所ねーのんびりしててー
あらっお父さんココまだ桜が咲いてるわー、とか何とかお気楽だった母も
家近所の「クマ注意」の看板を通り過ぎた辺りで無言になった。

父も「本当にここ?ここ曲がるの?本当に?」と明らかに挙動不審になってきた。

69: 山奥子 ◆PsJbC7AQW9Ay 2013/04/27(土) 09:28:37 ID:qW/Ne/Bx
ここだよーと斜めに川方向へ傾いだ駐車場(停めるのにコツが必要)に
駐車を促したあたりで、完全に沈黙する両親。
過酷坂の上にある家を見上げる頃には、住むのは私なのに両親の方が蒼白な顔をしてた。

家脇の山肌から流れ出てる小川?湧水?のそばに立ってる
「土石流警戒地域」の看板を発見してまた絶句。

もう明らかに「なんかこれ想像してたやつと違う」っていう顔してました。
父に至ってはログハウス的な家を想像してたみたい。
そんなもんあるか。

過酷坂を上り、玄関に入ったところで「おー」と初めて感嘆の声が上がった。
玄関立派だからね。

出迎えた姉さんズに改めて「このたびは・・・」と挨拶をする両親。
姉さんズはどうぞどうぞ、と招き入れる。
そのまま、両親が実家から持ってきた肉やら魚やらで賑やかに昼食を食べた。

姉さんズと両親は今までに何回か会って面識があったし
二人とも愛想いいし素敵笑顔の持ち主達なので両親も安心したみたいでした。
あーこの人達なら大丈夫ねー、と。

その夜は、私の部屋に泊まって、満天の星空に感激してました。
こういう体験するのもいい人生経験だー、みたいな話をしながらお酒を飲んだりして。
でも朝起きて窓を開けたらバラバラと落ちてくるカメムシには閉口してました。

今でもこの山に住んでた頃の話をすると
「あの家はすごかった」「どこへ連れて行かれるかと思った」
みたいな話から始まって、でも最後は
「わが子ながら楽しそうなことしてるなーと思った。わたしらはあそこ住むのは無理だけど」
と締めてくれる理解のある両親です。いまも元気です。親孝行します。


仕事いってきます!

72: 名無しの権兵衛さん 2013/04/27(土) 13:40:48 ID:khuHb516
あまりの大自然に驚いた感じが
グレゴリの夫婦で田舎に引っ越したのとちょっと似てる
まだ未読なら読んでみて>山奥子さん

「田舎暮らしはじめました うちの家賃は5千円」グレゴリ青山

73: 名無しの権兵衛さん 2013/04/27(土) 14:50:59 ID:z9L7CMUO
当時の写真でうぷできるものがあったらお願いしたいです
家の中でも外でも何でもいいので

74: 山奥子 ◆PsJbC7AQW9Ay 2013/04/27(土) 20:03:50 ID:qW/Ne/Bx
こんばんは。

>>72
グレゴリ青山さん、初めて名前を知りました。本も未読。
紹介ありがとう!すごい共感しながら読めそう!!

>>73
私も写真がうぷ出来たら説得力増すよなーと思って
昨日から昔の写真入れをひっくり返してるんですが
いかんせん今ほどデジカメが普及してなく、かつ本当に貧乏だったので
「撮る」という行為自体をあまりしていないっぽいんです。

玄関前で記念写真!的なやつもなくて。
スナップならあるんですが、姉さん達が写ってる奴はアウトですし・・・。

ただ、ちょこちょこ「あ、これ山の家かなー」的な奴は出てきたので
興味もって頂けたなら後でうぷします。
あ、猫だけはいっぱい写ってました。猫スキーなので。
firestorageとかでいいんですかね?

75: 名無しの権兵衛さん 2013/04/27(土) 20:45:40 ID:z9L7CMUO
>>74
わぁ、是非是非お願いします!
猫ちゃんも、もしよければ!
猫ちゃんは山の家解散後は、どちらかの姉さんに付いていったのかしら

76: 山奥子 ◆PsJbC7AQW9Ay 2013/04/27(土) 20:59:44 ID:qW/Ne/Bx
>>75
ではとりあえず、

「大蛇の這っていった天井」


「カメムシ部屋」


※窓の外に写っているのは、隣んちの納屋?蔵?です。 

77: 山奥子 ◆PsJbC7AQW9Ay 2013/04/27(土) 21:11:45 ID:qW/Ne/Bx
猫はそれぞれの飼い主に戻って行きました。

ただ一回野生の味を覚えてしまうと家猫に戻るのはストレスだったようで
うちの菅原グンタは実家に連れて帰った一年後に
家の前の車道で轢かれてしまいました・・・。

チョビさんは姉さんAの元でもう少し長く生きたんですが、ある日いなくなってしまったと。

「チョビさんと菅原グンタの図」


「ストーブの前に溜まる猫の図」


「自分、蛇持ち帰りますから。菅原グンタの図」


あ、全部ロール?で一括して見られるのか・・・すいません、これで見られますか? 

78: 山奥子 ◆PsJbC7AQW9Ay 2013/04/27(土) 21:29:30 ID:qW/Ne/Bx
補足:
菅原グンタの図で写ってる場所が(多分)過酷坂なんですが、急勾配に見えませんね。
撮り方なんでしょうけど。

追加。
「後輩が遊びに来たので一枚撮ってみた的なスナップ写真」


縁側が左側に写ってます。青く見えるのが物干し竿。磨硝子のとこの格子細工が素敵。

あと寿司のチラシが押しピンで止めてあるのは
なんか三人のなかでいい事があったら奮発して寿司食べようぜ!的な
目標っていうか、発奮材料。

実際は寿司寿司言いながらそんな贅沢は結局出来なかった気が。 

84: 山奥子 ◆PsJbC7AQW9Ay 2013/04/27(土) 23:25:47 ID:qW/Ne/Bx
すいません、なんかぼんやりしてて・・・。
ほんと全体図っていうか、こんな家だったよーという写真があればいいんですが。

十数年経ってぐーぐるあーすで山の家を見てみたら、思ってた以上に山でした・・・。



80: 名無しの権兵衛さん 2013/04/27(土) 22:31:13 ID:khuHb516
>>76
思ってたより綺麗だな>壁、障子
人物の抜きが昔の実写ゲームみたいでワロタ

81: 名無しの権兵衛さん 2013/04/27(土) 22:40:33 ID:YjhLMMIz
かまいたちwww

83: 名無しの権兵衛さん 2013/04/27(土) 22:58:52 ID:khuHb516
この家でホラーゲームやったら臨場感あるなw

87: 山奥子 ◆PsJbC7AQW9Ay 2013/04/27(土) 23:48:12 ID:qW/Ne/Bx
>>80
そうですね、壁とかすごく綺麗でしたよ。漆喰で。
ただ昔の家にありがちな、部屋を仕切るのは壁じゃなくて襖、という作りだったので
隙間風がすごかった。

かまいたち、本当に女5〜6人で集まってやってましたね。
本当に娯楽がなかったので
持ち回りでゲーム買って、お菓子ジュース持ち寄って、深夜までとか。

今でも覚えてるのが、名作バイオハザードの一作目が出て
こりゃ面白そうだぞっっとみんなで集まってプレイ。

ゾンビにもようやく慣れて夜も更けて、そろそろお開きにしようかーって
セーブポイント探して中庭に出た瞬間
ムービーに切り替わって猿みたいなハンターに首スパーンと落とされて
ゲームオーバーになった深夜三時の気まずさったら。

>>83
山の家に移住してからは、リアル過ぎてホラーゲームは無理でした・・・。

85: 名無しの権兵衛さん 2013/04/27(土) 23:27:25 ID:z9L7CMUO
ありがとうございます!
雰囲気がすごく伝わってきた
お寿司チラシがなんかリアルで面白かったです
お家は古くてもきちんとお手入れされている感じ。
お掃除大変じゃなかったですか?

ブンタちゃん良いお顔!チョビさんも可愛い!
事故に合われたとのことでとても残念です。
猫ちゃん達には山は最高の環境だったんでしょうね
とても素敵ですね

88: 山奥子 ◆PsJbC7AQW9Ay 2013/04/27(土) 23:54:26 ID:qW/Ne/Bx
>>85
こちらこそ、なんかピンボケの写真ですいません・・・。
家は「綺麗に使う」が賃貸条件のひとつだったので、それなりにいつも綺麗にしていました。
掃除で大変だったのが、板の間に落ちる猫の毛と足跡ですね。
毎日水拭きしないといけなかった。

猫2匹にとっては、飼い主の事情ひとつで
いきなり大自然に送り出されたり、逆に知らない家に閉じ込められたり
あんまりいい飼い主じゃなかったかもしれません。
やっぱ環境をいきなり変えるのって動物にはよくないですね・・・。