引用元:後味の悪い話 その166
723: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/10/28(金) 18:39:38.92 ID:8EFmO2HA0.net
こういうスレがあったのか
オカルト話じゃなくても良いみたいなので少しモヤモヤする話
今から30年以上前の話。
俺には姉がいて、姉は耳が聞こえない聾唖者だった。
ある日、どういう伝手なのか知らんが、姉に手術の話が来た。
当時としては新しい技術で、脳に音を電気信号のように変換する機械を埋め込み
耳から入ってくる音が聞こえるようになる、というものだった。
オカルト話じゃなくても良いみたいなので少しモヤモヤする話
今から30年以上前の話。
俺には姉がいて、姉は耳が聞こえない聾唖者だった。
ある日、どういう伝手なのか知らんが、姉に手術の話が来た。
当時としては新しい技術で、脳に音を電気信号のように変換する機械を埋め込み
耳から入ってくる音が聞こえるようになる、というものだった。
料金もほとんどかからないということだし(多分治験的なもの?かよくわからんけど)
両親は姉にすすめたのだが、姉は「頭にそんなもの埋め込むなんて怖い」と拒否した。
俺は当時まだ小学生だしアホだったので
「なんで?耳が聞こえるようになったらいいのに」と思っていたが
結局、姉が強硬に拒否して手術の話は流れた。
その後、しばらくして姉の友人が手術を受けることになった。
聾学校時代からの友人で、本人は耳が聞こえるようになったら
ある男性歌手のコンサートにいきたい、と喜んでいた。
それからさらにしばらくして、母からその友人が家に篭もるようになった、と聞いた。
音が聞こえるようになってから、家から出られなくなったらしい。
健常者にとっては当たり前の日常音が
音のほとんど無い世界に生きてきた彼女にとっては恐ろしい世界だったらしい。
その後、どうなったのか詳細は知らないが、その女性はそれから数年後に
電車に飛び込んでジサツをした。
それが手術が原因なのか、他の事が原因なのかはわからない。
でも、もし、手術をしなければジサツしなかったのかも、というのが
心のどこかで引っかかっている。
障害者が健常者になる、ということは
手放しで喜べるものじゃない、ということを思い知らされた
両親は姉にすすめたのだが、姉は「頭にそんなもの埋め込むなんて怖い」と拒否した。
俺は当時まだ小学生だしアホだったので
「なんで?耳が聞こえるようになったらいいのに」と思っていたが
結局、姉が強硬に拒否して手術の話は流れた。
その後、しばらくして姉の友人が手術を受けることになった。
聾学校時代からの友人で、本人は耳が聞こえるようになったら
ある男性歌手のコンサートにいきたい、と喜んでいた。
それからさらにしばらくして、母からその友人が家に篭もるようになった、と聞いた。
音が聞こえるようになってから、家から出られなくなったらしい。
健常者にとっては当たり前の日常音が
音のほとんど無い世界に生きてきた彼女にとっては恐ろしい世界だったらしい。
その後、どうなったのか詳細は知らないが、その女性はそれから数年後に
電車に飛び込んでジサツをした。
それが手術が原因なのか、他の事が原因なのかはわからない。
でも、もし、手術をしなければジサツしなかったのかも、というのが
心のどこかで引っかかっている。
障害者が健常者になる、ということは
手放しで喜べるものじゃない、ということを思い知らされた
724: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/10/28(金) 19:43:40.60 ID:TnGdRp7J0.net
>>723
多分、人工内耳の手術だと思う
先天的な聾者の場合、脳と神経ネットワークが完成する十歳くらいまでに手術を受けないと、色々と弊害が有るって
この技術が開発された当初、大人になってから手術を受けた先天的な聾者は
言葉等、音に意味の有る事が認識出来ず
全ての音が雑音として入って来る事に耐えきれず
精神を病んだ末に、元の聾者に戻った
その後研究が進んで、脳が完成する前に手術を受けないとダメだと分かったって
多分、人工内耳の手術だと思う
先天的な聾者の場合、脳と神経ネットワークが完成する十歳くらいまでに手術を受けないと、色々と弊害が有るって
この技術が開発された当初、大人になってから手術を受けた先天的な聾者は
言葉等、音に意味の有る事が認識出来ず
全ての音が雑音として入って来る事に耐えきれず
精神を病んだ末に、元の聾者に戻った
その後研究が進んで、脳が完成する前に手術を受けないとダメだと分かったって
725: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/10/28(金) 19:51:58.65 ID:7d9KqXR60.net
視力でも似たような話を聞いたことがあるが
そっちの場合はアイマスクして暮らせば何も問題なかったそうだ
ただ角膜手術は亡くなった提供者がいるだけに
本人の苦痛を理解できない人からかなり叩かれたらしいが…
聴覚は再手術でもしない限り遮断できないからなー
そっちの場合はアイマスクして暮らせば何も問題なかったそうだ
ただ角膜手術は亡くなった提供者がいるだけに
本人の苦痛を理解できない人からかなり叩かれたらしいが…
聴覚は再手術でもしない限り遮断できないからなー
726: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/10/28(金) 19:53:09.03 ID:EyQ3Q7Fp0.net
今はその手術を受けるのはほとんどが3歳以下
難聴の子供の両親がふたりとも難聴で、両親が
「子供に埋め込み術をさせてしまうと、手話など、われわれ難聴者の文化の継承ができなくなる」
と主張して子供に手術を受けさせなかった、というドキュメンタリーが前にこのスレでも出ていた。
アメリカでは一部のろうあ者の団体が「人工内耳埋込術の推奨は一種の民族浄化である」
と反対しているという話も
難聴の子供の両親がふたりとも難聴で、両親が
「子供に埋め込み術をさせてしまうと、手話など、われわれ難聴者の文化の継承ができなくなる」
と主張して子供に手術を受けさせなかった、というドキュメンタリーが前にこのスレでも出ていた。
アメリカでは一部のろうあ者の団体が「人工内耳埋込術の推奨は一種の民族浄化である」
と反対しているという話も
727: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/10/28(金) 19:58:30.73 ID:8EFmO2HA0.net
>>724
詳しくありがとう
全然知らなかったんだけど、そういうのがあったんだな・・・
姉に手術が来たのは20才前後だと思うので
その時点ではそういうことがまだ判ってなかったってことなんかな。
姉は偶々「頭に機械を埋め込むなんて怖い」と拒否したけど
一歩間違えたら、姉が精神病んでたかもしれんね。
姉はその後、同じ聾唖の男性と結婚して、子供二人育てて
現在は孫もできて幸せな生活を送っているだけに友人が不憫だ・・・
詳しくありがとう
全然知らなかったんだけど、そういうのがあったんだな・・・
姉に手術が来たのは20才前後だと思うので
その時点ではそういうことがまだ判ってなかったってことなんかな。
姉は偶々「頭に機械を埋め込むなんて怖い」と拒否したけど
一歩間違えたら、姉が精神病んでたかもしれんね。
姉はその後、同じ聾唖の男性と結婚して、子供二人育てて
現在は孫もできて幸せな生活を送っているだけに友人が不憫だ・・・
コメント一覧
そら……気が狂うな…
健常にうまれたらどうやって言葉の発音を覚えるんだろう…
親が音がわからないって、どう理解するんだろう…
反対とかではなくて単純にどう育つのか気になる。
逆の話ならあったはず
空港の近くに住んでて離着陸の騒音でノイローゼになった人に飛行機の騒音が聞こえなくなるように鼓膜に細工を施す話
地域で一丸になって国や航空会社と戦う為に最終的に元に戻す事になるんだが…
昔住んでたところに両親が聾唖者で、子供が二人いる家族と知り合いだった
子供の一人は聾唖者だったけどもう一人は健常者だった。
普通に日常会話も手話も出来てたから親戚や祖父母とか身内が言葉を教えたんじゃないかな?
一種の虐待じゃないのこれ
自分は他の人より少し耳が悪いだけだと思ったら補聴器を勧められるレベルだった挙句、周りの音が大きすぎてびっくりしたんだって。みんなこんな映画館みたいな環境で過ごしてるなんて知らなかったし、知りたくなかった。って泣いてたわ。
日本手話には日本の言葉とか文化が影響してるだろうけど日本語ではないわけだしな
でも手術が民族浄化は過激派すぎるでしょ 本人とか親の同意なしに無理やりするものでもあるまいし
・何をもって健常と言うのか
・そもそも「異常の定義」とは
という問題になってしまうから、個々の生きやすさ・過ごし易さの追求のレベルが…
耳栓していても指で耳塞いでも音って聞こえるでしょ
全くの無音だった事が当たり前だったのに、常に音に囲まれてるって考えたら発狂ものだよ
ね、想像も出来なかったよ
とっても不謹慎で申し訳ないけど「人間の身体って面白い」って思ってしまったよ
必要なとき以外スイッチ切っておくって事はできないのか?
当人は音が無い世界が当たり前だったからそれでよかったのに。
高度医療はこうした深刻な副作用が残る可能性が高いからかませをうまいこと利用して。
所詮は医者の儲けの種だけにあるだけの代物だから。
※1
BJは覚えている限り深刻な副作用が残るような業火な設備を要する高度医療は基本的には行っていなかったと思う。
それこそ風邪とか盲腸レベルの話ばっかり。行って癌とかか(外科的治療)。
人工心臓も作ってたけど、やっぱりだめだってんであきらめてたね。
>『民族浄化』とまで言われたら選民意識を感じてしまうな…
聾者の間では、そのくらい過激な「足抜け」と言われていますがねぇ。
病院の診察室みたいな静かな場所で1対1でハッキリ大きめの声で話してもらってようやく会話が成立するレベル。
横から話し声が聞こえてきたり、テレビの音や雑音が有ると分からない。
ソースは俺。なぜなら感音難聴で最新の人工内耳を付けてるから。
読んでみたくなった…今まで興味なかったのに
出た〜医者の金儲けwこの話は人工内耳の事言ってるんだろうけど、人工内耳で人生救われた人の方が大半ですよ。
出来ます。ろう者が音が聞こえる手術(人工内耳埋め込み手術)をしようとすると、ろうの友人方から裏切り者扱いされて疎外される話は今でもよく聞く話です。人工内耳をしても完全に聴者のようには聞こえない、かと言って人工内耳を捨ててろう者の世界に戻ろうとしても「あいつは裏切り者だから」と疎外される。そんな現実があるんです。
補聴器は音を大きくするものですが、人工内耳は音を電気信号として直接脳に送るもので、音の質が全く違いました。
例えるならば、オーケストラが電子のピコピコ音になるようなもので、
初めて使ったときは音が形容しがたい津波?で怒涛のように聞こえて、
1分もスイッチを入れていられず、気分が悪くなって吐きました。
普通の方は必要な音を脳が取捨選択するのですが、人工内耳は全ての音を拾うので脳がオーバーヒートしてしまうんです。
幼少時は普通に聞こえていた為、音を理解する能力を身に着けていましたが、
それでも尚、人工内耳に慣れるのに半年かかりました。
投稿で自殺された方の世界を垣間見た身として、自殺したくなる気持ちがよく判ります。
30年以上前のお話との事ですが、自殺された方のご冥福をお祈りします。
※欄の26ですが、>>25さんのおっしゃることは悲しいことに事実であり、実際にやられました。
"一般者を相手に"手話を使わず普通に会話してるだけで、
いきなり後ろから殴られて「聾唖者としての誇りが無い」と暴言を吐かれ、
周りの聾唖者も同調してて、アホ臭くなったのを覚えています。
そりゃほとんどのものが嘘に見えるだろうさ
だってお前の人生には何もないもんな
作り話だろ
「折角耳が聞こえるようになったのに、それを捨てるなんて罰当たり」
「今は辛くても頑張ればきっと大丈夫、やめたら後悔するよ」
周囲の無理解が苦しめた可能性を考慮出来ないのは単細胞が過ぎる