115: 名無しさん@おーぷん 2015/06/08(月)23:43:53 ID:fQk
とある宗教の教えで、私達の生活は常に天上の神の世界で定められてて、そこでは数十分先の世界が広がっている
私たちはその天上にある世界の通りに動いているだけだってのがあった
4歳か5歳の頃の教えなので細かい設定は覚えてない

その時私は考えた
「天上で決まってるなら、私が考えて動かなくても私の世界は勝手に動くんじゃないか」って
その瞬間から何もしなくなった
集会の場所でぐでーっと力を抜いて倒れ込んだ
親がどれだけ叱咤しても自分の力では立たない
家に帰ってもご飯も食べない、お風呂も入らない、天上の世界とやらが手を下すのを待ったが、2日待っても3日待っても何も起きず、気づいたら病院にいた
私を2階から運ぼうとした父親が階段から落としたらしい
「神様は何もしてくれなかった」と親に話したら、「神様がいたから助かったんだ」と叱られた
嘘こけ私は私の意志で怠けたからこうなったんだ、神様の言うとおり品行方正生きてたらこうなるわけ無いだろ馬鹿め
と心の中で呟いた
それからは様々な問題行動を一通り起こした
部屋の中を土足で駆け回る、食卓に裸足で登る、ガラスを割る、神棚を破壊する、ご神体代わりの紙をビリビリに破る
子供の考える悪いことなのでみみっちいが、それまで「品行方正な大人びた女の子」扱いされてたから、親が驚いて二人して倒れた
倒れた2人に「これも天上で神様が私にさせたことだよね、神の啓示だよ」と言ってトドメを刺した
それから私は祖父母に引き取られて育てられ、現代の宗教がとことん嫌いになったので、神様が出てこないだろうという安易な考えから法学を学び始めた
結果今それが実を結んで人生大成功してる
神様って存在は所詮人間の踏み台にすぎないんだろう
その踏み台に人生を踏まれている人たちが滑稽で仕方ない

引用元:・チラシの裏 仕切り直して二枚目