889: 名無しさん@おーぷん 2015/09/07(月)10:51:07 ID:nEC
まだ子供たちが幼稚園の頃に、車貸してクレクレにあった。
我が家は幼稚園のある住宅街の人たちが近所のスーパーに行く時
必ず通る道沿いに建っている。
だからベランダで洗濯もの干していると「(私)さーん」と声かけられたり
昨日は布団沢山干していたね、とか、昨日はパパさんお休みだったんだね、とか
言われるので、ちょっとウザーとは思ってた。

うちには旦那の独身時代に買った車があるんだけど、それが目立つ事もあり
「ああ、あのお家なの!」とよく言われる。

その車だけど、私より年上の真っ赤なスポーツカー。もちろんオープンカー。
私が使っているワンボックスの新車価格より高額なレストア(大規模修理)している夫の宝物。
保険はかかっているけど年式が年式なだけに、おそらくうちの車の修理代は保険から出ない。
部品もないし、修理代は高額になる。
だから趣味の仲間同士で取り換えっ子運転はするけれど、基本的には他人に貸さないし、私も乗らない。
さらにオートマではないし、パワーウインドウでもなければパワステでもない。
旦那曰く、ガッツハンドルなうえに太いタイヤがものすごく重い。

その旦那の愛車ちゃんを貸してクレクレされたけれど、上記の理由でお断り。
クレクレママ(A)もA夫さんも私より若いしおそらくMT車やパワステ無車なんて
運転した事のない世代だと思う。だから無理だと言っているのに
「A夫はMT免許だし大丈夫!!うちのダーリン(そういいました)運転上手いし(はーと)」
と言い張る。周囲に止められても、「でもオープンカー乗りたいんだもん」と話にならない。
まあ、私も「へーそうなんだ、残念だね」と相手しなかったけど。

890: 名無しさん@おーぷん 2015/09/07(月)10:51:27 ID:nEC
ある日、旦那がいつものように愛車のメンテナンスをしていると、そのA夫婦が現れた。
たぶんスーパーに買い物の帰りにたまたま見かけてやってきた感じ。
その時旦那は家の中で私はプランターに花を植えていた。
そこにやってきて「やだー(私)さん、いい機会だから車貸して」というので
「無理」と断るものの「今日はお試しで家まで荷物おきに帰るまででいいよ。」と
人の話聞いてない。「無理」と何度断っても「大丈夫だしー」とか「うけるー」とか
会話にならない。A夫もニヤニヤ。
家から出てきた旦那も宇宙人見るみたいにA夫婦を見ていた。
旦那がA夫に「これMTだけど」と言うと、A夫「大丈夫っすよ、俺、坂道発進
一発OKだったし」とドヤ顔。
「じゃあ乗って見ますか」と旦那が言うので、私ビックリ。Aは私の顔を見てニヤニヤ。

旦那がA夫に鍵を渡すと、A夫車に乗り込み、Aも助手席に乗り込み。
まあ予想通りだけど、車高が低いので、Aは助手席でジタバタしてアチコチに頭ぶつけてた。
その間、A夫エンジンをかけようとしているけれど、エンジンが掛けられない。
だってただ座って鍵回しているだけだから。真っ赤になって「あれ?あれ?」とか言いつつ
悪戦苦闘の末やっとエンジンをかけて、さあ出発、で最初のエンスト。
うちの車庫は私道路に対してT字なので、道路に出るまでに三度エンスト。
その時、A夫はハンドルに抱き付かんばかりの姿勢。しかもA夫は私旦那よりかなり背が低い。
私道から公道に出るのに左右確認しようとさらに身を乗り出し、クラッチを離してしまってまたエンスト。
A夫、頭から湯気出そうなくらい真っ赤になって「もういい!!」って車から降りた。
というか、ドア開けて降りようとして頭をぶつけて転がり落ちた。
Aも慌てて降りようとして、助手席でジタバタ、子供が階段降りる時みたいにうつぶせで
車から降りたからミニスカートはだけてオケツ丸出し。
A夫婦、プリプリ怒りながら帰って行ったけど、家の前に買い物袋放置のままで、
翌日取りに来て中身が腐った、なんで冷蔵庫入れてくれなかったのとプンスカしてた。
旦那は「どうせ運転出来ないとは思ったけど、エンジンかけられないとはなぁ」と笑ってました。

891: 名無しさん@おーぷん 2015/09/07(月)22:20:17 ID:nEC
旦那はA夫婦の様子から、断っても聞く耳もってないなー、と思ったそうです。
旦那はかなり大柄なので、車をレストアした時に、自分仕様に改造をしています。
私は車に詳しくないのでよくわからないんですが、中古で車を買った時、
ほとんど廃車寸前の酷い状態で、修理が終わるまで2年かかっているそうです。
当然ながらシートなんかも特注本革シートです。
大柄な旦那にちょうどよく作られているけど夫はシートをかなり倒して運転します。
私が座るとお尻の部分が沈んでひっくりかえります。
シートは直角に出来るのですが、クラッチを踏み込む位置まで
前進させるとハンドルを抱え込む状態でほとんど前が見えないです。
A夫の伸長では運転は出来ないのはわかっていたそうで、座った時点でわかるだろうと
判断して、それで諦めるならと乗せてみたそうです。しかし諦めなかったわけですが、
まさかエンジンのかけ方を忘れているのに運転続行するとも思わなくて
一応走り出したときには、ちょっと血の気が引いたと言ってました。
ブレーキもクラッチも踏まないでエンジンかけようとしたくせに、
アクセル踏みやがった!!と怒ってました。プラグがなんとかかんとか・・・だそうで。
それとうちの車は幌ではなく、屋根を取り外しするタイプです。
普段は埃が入るので屋根は取り付けています。
Aのオケツ丸出しを笑いましたが、私も初めてのドライブデートで大差ない状態になりました。

あと、顛末は結構な通行人に見られていました。
同じ幼稚園のママも数人見ていて、かなり長い期間、笑い物になってました。
というか、まだ笑い話にされているかも。
私も「Aさんに車集られた人」と言われています。

引用元:・復讐とまではいかないちょっとしたいたずらや仕返しを語れ 2


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