646: 愛と死の名無しさん 2011/06/23(木) 02:29:43.96
携帯からなんで読みづらかったらごめん。


新婦のお母様には脳出血の後遺症があり言葉がうまく喋れず、半身麻痺のため片手が使えない&杖or車椅子。
そのため、式や披露宴は洋式だけど料理は箸で食べれる和食だった結婚式。
結婚後は新婦ご両親との同居が円満に決まっており、両家の仲も良さそうで、和やかなムードで披露宴は進んでいた。
しかし、新郎上司のスピーチがそのムードを台無しにしてしまった。最初こそ普通だったのだが、だんだん
「新郎君はこれからの高齢化社会において尊敬されるべき人物!
他人のオムツを代えるなんてなかなかできない、しかも介護要員にされるために新婦両親と同居だなんてなんという覚悟だ!
わが社の大事な社員なんだからこき使うのは勘弁して下さいよ新婦母さん!まあ言ってもわからないかもしれませんがねワハハ!」
みたいな、新郎ageをしながらも新婦のお母様を貶める発言を連発。
会場はドン引き、新婦&新郎家一同は怒りに震えていたが、新郎上司は気づいていない。
本気でいい話をしているつもりだったらしい。

647: 646つづき 2011/06/23(木) 02:30:54.21
キレたのは新郎だった。
静かに席を立ち、司会からマイクを借りて上司のスピーチを遮るように、
新婦のお母様がリハビリにとても熱心で努力を続けていること、その努力の甲斐あって身の回りことはある程度できることなどを語り、
「僕の方こそお義母さんを尊敬しています。失礼な事を言うのはやめて頂きたい」と上司を一喝。
上司は顔を真っ赤にして何か言おうとしたが、新郎に対する拍手喝采に不利を悟ったのか、もごもごと新婦のお母様への謝罪を口にし、居心地悪げに席へ戻っていった。

その後はなんとか無事に披露宴もお開きに。
最後のお見送りで拙い言葉ながらも「ありがとうごさいました」と泣き笑いで挨拶をしている新婦のお母様は、同じように件の新郎上司にも声をかけていた。
新婦のお母様は長い言葉はなかなか理解できないそうで、あのスピーチの詳細をよくわかってなかったらしい。
正直わからないでよかったと新婦が言っていて、なんだかやるせない気持ちになってしまった。

新郎新婦一家はその後とても幸せそうで、結婚式に変なケチがついたのが本当に悔やまれる。

648: 愛と死の名無しさん 2011/06/23(木) 05:04:36.78
これは新郎にホレるな…
相手が上司だからと尻ごみしてもおかしくない状況でえらいよ
ケチはついたけど、新郎の株のあがるいい式だったんじゃないか?


引用元: ***** 私は見た!! 不幸な結婚式 102 *****