俺男…24歳社会人

元子…21歳大学生(就活生)

 

付き合って10か月くらいの春。

元子が妊娠したと言ってきた。

6週目らしい。

そんなにやる回数も多く無かったが、毎回避妊はきちんとしていたし、トラブルがあった覚えも無い。

しかしまあ気付かないうちにゴムが破れていたとかそう言ったことなんだろう…、と半ば強引に納得した。

もう自分は働いていたし、元子とはよく喧嘩もしたが将来も考えていたので中絶と言う選択肢は無く「予定外だが、少し早まっただけだ」と思っていた。

すぐに報告&結婚の許しを貰う為に元子の家にお邪魔した。

まずは謝り、それから「元子さんを下さい」と言った。ご

両親はとても驚いていたが、許しを頂くことが出来た。

自分の親にも話し、大急ぎで結婚の準備をする事になった。

元子は就活を辞めたが、大学は卒業を目指す事にしたらしい。

 

親しい友人に報告すると、避妊しなかったのかよ〜wなんてからかわれた。

俺 「ちゃんとしてたつもりなんだけどな〜w」

友 『まじかー。そんな事もあるんだなー。あ、そっか、お前の種じゃなかったりしてw』

俺 「んなわけあるかw」

友 『冗談wとにかく幸せにな!頑張れよ』

俺 「おう、ありがとなw」

とは言ったものの。

あれ?

なんだか一抹の不安。

自分でもなんで妊娠したのか分からないくらいだったので、どんどん不信感が募って来てしまった。

実は付き合って3か月くらいの時、浮気をされた。(体の関係無し…らしい。)

でも「もう絶対にしない」と言う元子の言葉を信じてたし、それから浮気のうの字も疑う出来事は無かった。

それに「本当に俺の子?」なんて最低な事は聞けない…

聞いた所で本当の所は分からない…

どうしたら…

と悶々とした日々を過ごしていた。

 

数日後、俺の家でまったりしていると、元子が飲み物買ってくると言い、直ぐ近くのコンビニに行った。

俺が行こうか?と言ったが、大丈夫だと言うので送り出した。

ふとテーブルを見ると、ピンクな元子's携帯が置いてある。

元子はいつでもどこでも携帯を手放さないタイプだったので、珍しいな…と思った。

ふと俺の中で「これを見たら何か分かるのでは?」と言う衝動に駆られた。

手を伸ばそうとした瞬間、元子が凄い勢いで帰ってきた。

『携帯忘れた!!!!』

何故だか俺のカンが黒だと言った。

徒30秒のコンビニで携帯無くて困る事なんて無いだろう。

そして隙を見て携帯を見る事にした。

もう最低とか言ってる場合じゃない。

俺の人生かかってる。

隙は無いかと伺っていると、元子がいかに携帯を手放さないかがよく分かった。(防水なので風呂にも持って行く)

もう寝てる時しかないと思い、元子が寝付いてから携帯を持ってそっとトイレに行った。

 

当然だがロックがかかっている。

だがかなり単純な番号だった為(7774とかそんな感じ)、指の動きで随分前からパスは知っていた。

ざっと見たが、男との連続したメール履歴は無かった。

しかし女友達とのメールの内容が絶望的だった。

友 「つわり大丈夫?」

元 『うん今んとこ大丈夫〜!』

友 「浮男君には言ったの?」

元 『言ったよ〜w よかったね^^だってw』

友 「そっか〜。これで就活終了、ですねwwwww」

元 『長かった〜笑』

俺→?( ゜○ ゜)?

リアルにこんな顔してたと思う。

後から分かった話も混ざってるが、まとめるとこんな感じ。

 

・ 浮男→元彼。バンドマン。

3日月前の浮気相手と同じやつ。

 

・ 就活上手く行かない!

めんどくさい!

もう俺男と結婚してさっさと専業主婦になっちゃお★

 

・ でも今の段階で結婚するには規制事実が必要…

 

・ そうだ、浮男に中田氏してもらって、俺男の子供って事にしちゃお★

俺男は中田氏してくんないし〜

 

何このビッチ。

データフォルダには、大量のハメ鳥まで入ってるしあqwせdrftgyふじこlp

 

ハメ鳥とメールは自分のパソコンに転送し、浮男の番号を控え、トイレを出た。

そして寝ている彼女に携帯を投げつけた。

寝ぼけながら「痛っ! なに!?」と怒る彼女。

だが冷たく見降ろす俺の空気で、浮気がバレたと気付いたのか、3か月前と同じように泣きついてきた。

『違うの、最近俺男君忙しくて… 寂しくて…ひっくひっく』

確かにここ2カ月は仕事が忙しかった…。

が、ハメ鳥の日付的にずっと浮気してたっぽい。

俺が忙しかろうと暇だろうと、関係無いんじゃないかwwww

もう悔しくて悲しくてアホらしくて、なんだか笑えて来てしまった。

笑顔で

「俺、他の男の子供を育てる程心の広い男じゃないんだ。悪いけど、この内定は取り消しで^^」

と言うと、顔面蒼白になっていた。

子供が浮男の子供だって事まで、バレてるとは思わなかったらしい。

『なんで?! ひどい!! 俺男君の子供なのに! 今更責任取るの嫌になったからって、そんな言いがかりふじこふじこ! てゆーか勝手に携帯見るなんてふじこふじこふじこ!!』

見苦しい…

一気に気持ちが氷点下まで冷めて行くのが分かった。

いや写真とか見た時点で、冷めきってるんだけどさ。

 

俺 「そっかそっか〜 じゃあ生まれたらDNA鑑定しようね★ それで、もしも俺の子じゃなかったら、裁判やらなんやらもの凄いことになるけどいいんだよね? ね?」

元 『だってそんな今更ふじこふじこふじこ』

テンパッて何言ってんだか分からない元子。

俺 「何言ってんだかわかんねーよ。とにかく本当のパパの浮男くんとやらに面倒見て貰えよ^^」

元 『だってあいつお金ないし!!!!!』

金かよ。

確かに夢追ってバンドマンやってりゃ、金は無いわなw

つかあっさり認めたなw

とにかくもう顔を見ていたくないので、タクシー呼んで今すぐ帰れと言い、家を追い出した。

元子の実家に行き、元子同席でこうこうこう言った理由で、結婚は取り辞めさせて下さいとお話した。

証拠のメールも印刷して見せた。

元子は

「でっちあげだ! 嘘つき!」

と喚いていたが、

「あの写真もご両親に見せようか?」

と言うと泣きながら大人しくなった。

ご両親には何度も何度も謝られ、逆になんだか申し訳無かった。

 

次に浮男(面識ナシ)に電話をして、

・ 元子と別れる事
・ お前の子供らしいから責任取ってちゃんと育てろ

と言った内容を話した。

 

浮男は

・ 元子から頼まれて中田氏しただけ。
・ 元子は俺男と結婚して、さっさと安定した生活をしたいと言っていた。
・ 元子はセフレだし、子供嫌いだし、金も無いし育てる気はない。
・ 昨日から元子から物凄い連絡が来てる。 めんどくさそうだから元子とは関係を切る。
どうやら俺男は無理だと思い、浮男で手を打とうとしたらしいが。

だがその浮男にも捨てられ、憐れな事に。

家で待ち伏せされたり、ジュリエットメール的な物も届いていたが、完全スルー。

共通の友人によると、その後子供は堕ろしたらしい。

子供が一番可哀想だ…。

以上です。

なんだかすっきりしなくて申し訳ない。