嫁と付き合う前から時々おきる「死にたい病」。

嫁と付き合ってからも数度起き、泣きながら病院へ行くことを勧められ、行ったところ「適応障害」の烙印を押された。

その後さらに病状は悪化。

そろそろ彼女の年齢的にも結婚してやりたいが、仕事も満足に出来ない俺に向かって嫁が決断を迫った。

「結婚するかしないか、そろそろ決めよう。一応2つの案を考えてきた。1つは結婚しないパターン。私も貴方もこのまま生活していって、貴方が病気が治ったり働ける状態になったら結婚する。それまではこうやってこのまま付き合っていこう。もしかしたら50歳とか60歳とかで結婚かもしれないけど、それはそれでよしとしよう。

 

次に結婚するパターン。これは結婚しないよりもかなり厳しい。

貴方の収入がほとんど無い現状、私の収入だけで食べていかないといけないから、大喰らいの貴方には、小さい口で食べてもらうしかなくなる。

でも、貴方が私と一緒に居る方が楽だとか、ストレスが少ないのなら、私が頑張って働く。

だから貴方は治療を受けて、気が向いたらバイトでも何でもすればいい。

どっちがいい? 一人じゃ決められないからさ」

 

 

いや、お前、俺と別れるって案は?

お前はまだ若いしモテるじゃん。

俺なんか捨ててもっと良い旦那探せよ…そう言いたかったけど言えなかった。

だって、嫁、泣いてたんだよ。

泣きながら、でも必死で笑顔つくって俺に相談してんだよ。

 

鬱直前の男に、逆にプロポーズするなんて、よっぽどの勇気が居る。

自分の人生捨てるようなもんだもんな。

でも、嫁は俺のために人生賭けてくれたんだ。

これをきっかけに、俺は嫁に正式にプロポーズ。

そして薬を飲みながらなんとかバイトを続け、治療も引き続き行った。

1年後結婚した頃には、月10万程度は稼げるようになっていた。

今は何とか嫁より収入も上で、少しは嫁に楽させてやれるようになった。

嫁よ本当に有難う。

今も時々起きる「死にたい病」は、お前の笑顔と感謝の言葉でぶっ飛ばせるようになった。